Saturday, August 8, 2020

愛の裏表は無関心


「 愛の裏表は無関心」。

1年半前、2019年2月12日のmorning assembly、

あなたのスピーチの中そのフレーズが出てきました。


私もそのフレーズ知っています。

英語だと「The Opposite of Love, is indifference」。


自分にとって、そのフレーズは深い意味が有ります。


まさか、その場で、あなたみたいな存在から、またそのフレーズと出会ったなんて。

嬉しくて。


どなたか、そのフレーズを知っていること事態、その上、あなたみたいな存在から聞けることをすごく嬉しく思っています。


今の時代、出会いは愛より、婚活は仕事探しみたいなことになってしまう時代。

どっかで、どなたか、愛について、いまだに大事と考える、深く感じる人が居て、

それを知って、安心して、嬉しかったです。


「あなたにとって、

あの言葉の意味は何ですか?」


私にとっては。。。


ある時、「愛」をなかなか手離せない私、

2年間も引きずって、自分が思ってる「愛」をずっと抱え続けました。

どんそく、地獄のような日々でした。


自分を完全に失って、最悪な人間になりました。

何回も「代わり」が見つかっても。


そう言った日々の中、ある日、そのフレーズとで会った

「The opposite of love is indifference」。


何故かそれを、目にした瞬間、そのフレーズのひとつ、ひとつの言葉が

自分の中に響きました。

深く、響きました。


今まで、手放せられない、離れない、ずっと抱えながら引きづっている、自分が思ってる「愛」について、も一度見直しました。


これは、まだ「愛」と言えるのでしょうか。

こうやって、今だに「愛」の意味を持っているのでしょうか。


そうだ、あの人は、もう、私を完全無視して、私に対して「indifference」になってました。

たとえ、自分が死んでも、あの人は、損もなく、普通にさり気なく、いつもどり、何も知らず日々を続けているのに。

今の状態の私、責任も何も感じなくて、何も知らないふりで、あの人は普通に、生き続けているのだ!


何故、私だけ、自分を人生の中の2年間を失っているのか。


この2年間、自分が思ってる「愛」をずっと抱え続けている意味は

もう、無いんだ。


自分の中で、それをやっと気付きました。


そんな簡単に、愛と愛では無いの区別ができるのに、

何で、あのフレーズと出合ったまで、ずっと、自分はそれを気づかなかったんですか。


あの日から、

散らかってる

失った自分を少しづつ、

拾ってきました。







世界で一番悲しそうな茶色の目玉


3度目の夏、

毎日のような何も変わらず、学校の屋上にむかって、お昼休憩の賑やかさでぼーっとして歩いている僕。

たばこを吸う振りが強くなってしまうなのか、最近、ペンを指で遊んで、自分を落ち着かせる。突然右手からずっと遊んでいたペンが滑って床に転がっていた。

面倒臭そうで、ため息ながらペンを取ろうとしている僕の手より先、
小さな手が転がっていたペンを取ってくれた。

”一年前、床で散らかった資料、あなたを手伝ってあげれば良かったのに” 。目の前の彼女がそれを言った。

誰?

そんなことあったけ。僕はそういった、他の生徒に資料を配るなど、
優等生みたいな役割なんか一度も頼まれたことが無かった。
人違いだろう、君。

”…ありがとう”、自分の頭の中の疑いを言わずに、ペンを彼女の手から受け取った。

さりげなく、彼女の目と合わせて、とその時でした。

ガラス表面にすすまれているような目玉。
光ってるのような、透明のような。

余りにも哀しさが移っていて、自分も混乱になってしまうぐらい、
世界で一番悲しそうな茶色の目玉。

僕が彼女の言った出来事を覚えていないからですか?
僕が悪い?
え、だってそんなことが無かった!
本当に無かったよ!
きっと、人違いですよ!。

自分の中に自分の無罪を叫んだけれど、言葉にはならなかった。

ただ、泣きそうな彼女の顔を見つめて、焦って、とにかく、廊下で女を泣かせて騒いでになるより、隠していた方が…

”行こう!” と何も考えずに彼女の手を引っ張り、保健室に足速で向かった。



空いている窓から風が吹いて、白いドレスのような見えてしまう、角部屋のカーテン。
保健室のベッドの端っこで座って、スカートを握って下を向いたまま彼女。
そして、名前を知らず彼女の前に立っている僕。

冬になると静電気で大変なことになりそうな、肘までのサラサラすぎて薄茶色の髪。
夏の暑さで少し日焼けしている肌。
華奢で、僕の肩が届かないぐらいの身長。
いや、やっぱり、彼女と会ったこと無い。

そして、ずっと先から無言で下を向いたまま彼女は、
”淳さん… 
あなたにとって「愛の裏表は無関心」の意味は何ですか?”
水を渡そうとしている僕の手を重ねながらやっと喋り出した。

僕は彼女が言ったことにビックリ。言った内容にではなく、彼女は何故、僕の下の名前を知っているのだ?

”いいえ、特に何も”と感情入らずで答えたら、
せっかく落ち着いていた彼女の表情に、もう一度悲しみの波が訪れそうだった。

”もう、分かったよ、
ごめんなさい。
君のこと何も覚えてない、もう、泣かないで!” 彼女のペースに完全負けた僕のお願い。

その正直な言葉に力を持っているなのか、彼女は顔を上げていた。

数秒間、僕の顔を見つめて、柔らかな表情で彼女はこう言った、
”…週末、また会えましょうか?”

”え?”

”忙しいですか?”

”いいえ、けど、…”

”土曜日、駅で、如何ですか”

会話の流れでのみこまれた僕はその時気づいた、
泣き跡が未だに残っている彼女の顔に、微笑みが少し見えた。

”分かった”、と言いながら、「変な奴」、頭の中で愚痴を言った。




Brave decision

I am pretty proud of my self, having being able to make a quick yet painful decision on the spot, despite of realizing how miserable I will ...